観葉植物

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植物工場の成立するモデルは?

◆植物工場の本格的な普及段階には移行できなかった

 植物工場は数年前に農水省、経産省が後押しして
 話題にのぼりました。

 バックに農協、電機産業を抱えるゆえにのバックアップ
 かと思われます。

 京都のベジタス、JFEのエコ作、てんしの光やさい等
 話題をさらいましたが、その後はみなさまのご存知の通り
 です。


◆何故、採算が合わないか

 露地栽培の野菜は天災等により暴騰するときもありますが、
 平常時はとっても安いです。

 日本の食糧自給率は40%ぐらいで先進国の中では低いといいますが、
 カロリーで計算したときの自給率です。

 カロリーで計算するなら肉の自給率が高い方が有利ですね。
 ところが国内で飼育した牛・豚・鳥でもエサが輸入なら
 ほとんど輸入に換算されます(うろ覚えですが、たしかそうだった
 かと思います)。

 エサはトウモロコシ、大豆などの穀物です。
 そうでなくとも日本の穀物自給率は低いのです。

 話を元に戻すとカロリーで計算した食糧自給率は低くとも、
 穀物自給率が低くとも、野菜の自給率はけっこう高いのです。

 農水省のホームページにそのデータがあったかと思います。

 相場が下がり過ぎて産地で野菜を処分するような話を
 ニュースでみかけたことがあると思います。

 野菜は十分に足りているのです。
 ゆえに露地野菜は安く買いたたかれてるのです。
 キャベツ、レタス、ほうれんそうなど露地物が安く
 並んでいるのに、水耕栽培というだけで高く売れる
 ことはありません。相場にひきずられるのは避けられ
 ません。


◆採算を合わせるために

 コスト面での課題を乗り越えようと、多段式にしたり、
 設備代を削ったり、太陽光併設(実質的にLEDは見せかけだけ)
 にしたりしてますが、パっとした話は聞いたことがありません。

 コストがダメなら、付加価値商品で販売単価をあげようと
 しますが、アイスプラント、甘草などソフト付きで売ろうと
 しましたが、これもイマイチです。

 日本でダメなら海外で・・・と中東や中国などに持ち込む輩も
 いれば、コンテナ式のようなコンパクトなものにする動きも
 みられます。


◆これからの植物工場モデルの参考として豆腐屋のモデル


 さて突然、話はそれるようですが、ちょっと豆腐屋の話を
 させてください。

 豆腐屋は中小モデルと大規模工場モデルとで採算を成立させる
 ためのポイントがまったく異なります。

 ***<中小モデル>***

 中小モデルは5億円ぐらいが上限ぐらいのイメージでしょうか。

 5億円ぐらいだと量産ラインの投資が見合いません。
 大量生産の価格勝負の普及品とは勝負になりません。

 品質で勝負できる付加価値製品は大量生産と真逆の世界である
 ことが一般的です。

 付加価値商品は大量生産と無縁なことが一般的です。

 少量生産ならライン化しない方がいいです。

 設備投資はメリットが計算できるところに絞るべきです。
 付加価値を維持しうる販売チャネルを探し、必要ならば自ら
 構築すべきです。

 そして社長をはじめ社員ひとりでできることはいっぱいあります。
 少量生産なので生産で1日使うことはありません。空いた時間で
 販売も配送も1日のスケジュールで組み込めます。

 ですので、中小モデルは早朝に豆腐をつくって、自分で軽トラなどで
 配送し、スーパーへの納品か引き売りして、帰ってきてからは事務作業
 をして寝るのが日課です。

 いわば なんでも屋です。
 開発、仕入、製造、販売のすべてを一貫してやるのです。
 こうすることで採算がなんとか合うのです。

 とはいっても儲かる新製品開発が無ければじり貧においこまれて
 いきます。

 おからがでない大豆をすべて使い切るつくり方の「男前豆腐」
 や冷凍保存できる豆腐のようなものを開発して脱したところ
 があります(開発を続けないとすぐキャッチアップされます)。

 あとはバリューチェーンの中で現時点では付加価値を決めている
 川下の販売チャネルを自ら持つこともありえます。

 朝市機能ももって直売所をやっている豆腐屋もいるぐらいです。


 ***大規模工場モデル***

 一方、大規模工場モデルは10億以上のイメージです。
 省人化したラインで大量生産して安く作ります。

 多量の豆腐を捌けるチャネルはスーパーか外食チェーンですが、
 どちらも値段は厳しく、現時点では立場はあっちの方が圧倒的に
 強いです。

 ゆえにコストダウンしかありません。

 それも三重出身の大手スーパーなどは原価計算書を提出させ、
 裸にしたうえで、自動車大手T社のように無理難題のコスト
 引き下げを要求します。

 材料なども裸になってしまい、設備はいまさらどうにもならない
 ので、残るは人件費です。よって省人化ラインをひきます。



◆ここから植物工場のモデルを考えてみます。

 大量生産の路線をいく限り、脱出ルートはありません。

 スーパーの無理難題に応じるしかないのです。

 そして原価が裸になってしまうと、メーカーは加工受託産業に
 変質していきます。

 毎年5%なりのカットから話がはじまるので、社員の給与カット
 か人減らしのような話ばかりに徐々に陥っていくでしょう。


◆中小モデルがフィットするのではないでしょうか

 昨今CMもうたれるようになったコンテナ栽培の設備が
 いいぐらいかも知れません。
 
 そして自分で運ぶか、直売所をつくるなどして売るのです。

 付加価値商品の開発にもつとめながら。


さてちょっと終わりがしっくりきてませんが、眠くなって
来たのでこの辺で失礼します。

  
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No title

 少量多品目農家に潜む甘い罠・・・少量多品目農家は現在国内の有機野菜消費者を支える1つの柱になってます。しかし、彼らは研修生を無料同然の労働力として使ったり、国からの補助金を受けたり、それでもまだ儲からない農家は後をたちません・・・・。つまり経営として農業が成り立ってないのです。まず、トラクターを買う時点で・・・・年間作地面積が10ヘクタールは欲しいところです。でないとトラクターの投資費用に対しての返済が滞る事になってしまいます。(中古を買って治しなおしと言う方は御自由に)次に今現在、有機栽培技術を持ってる国内の有機農家は全体の有機農家の中の1%いないと感じてます。当然、生産性も悪く、味の評価も低いです。マーケティングをする能力も無く、野菜の価格を上げる事も難しいでしょう。

 しかし、なぜか若く何も知らない人たちは有機農業に憧れ・・・甘い罠におちいります・・・。おもしろほどに。当然、少量多品目をやりたがります・・・・。単品や中量中品目と比べ質も落ちるし、経営も成り立たないのにも関わらず・・・・なぜが少量多品目にあこがれえる人が多い・・・・。完全にはめこまれてるよー・・・。

 ここのオーナーも言ってるように生産性を突き詰めて価格競争をしても最終的には意味が無い世界に入って行くが・・・・今現時点での価格競争の中で、消費者と対話をしながら新たなマーケットを築き・・・・そこで新しい価格を築かなければならない。

 結果、日本の農家は農業技術と調整スピードやコミにケーション能力、情報発信このツールを持てば自然と売り上げが上がり・・・現状の10倍も20倍も稼ぐ事はできると考えます。

 農協のマニュアルのみで30年が過ぎましたので・・・・今のままではこれから先も儲からない農業が主流になり国内を構築していくのだと考えます。

               nao

コメントありがとうございます<(_ _)>

なお様 コメントいただきありがとうございます。

少量多品目農家・・・ひとつの小さな畑でいろんな有機野菜を
栽培している農家をイメージすると、工業的にいえば家内制工業、
いわゆる町工場的な感じでしょうか。

JAルートやスーパー販路の荷受に卸ている限り、単価は非常に
安いです。ただJAにぶらさがっていれば、補助金申請の手続き
など指導してもらえるので、リスクを下げて細々と自分たちの
人件費を埋没コストとさせることでなんとかやってけるかも
知れません。

この構図を変えるには、おっしゃる通りで”消費者と直接対話して
マーケットを築く”という選択肢が鍵のひとつを握ると思います。
消費者と直接つながるエンド部門・・・外食や直販を持ち、
メッセージを積極的に発信していくことかなと思います。

栽培方法によってはフルーツのように美味しい野菜もでき、
それを使った料理を食べると翌朝にスッキリする外食店に
出会ったこともあります(値段は高いが開店前から行列です)。

日本の農業は既存の勢力からは農商工連携のモデル推進という
掛け声があがってますが、これも補助金目当てが多いのが現状
かと思いますが、将来につながる新興勢力の登場に期待したい
ものです。

No title

 なるほど・・・。深い読みですね。今、消費者との対話の本当の意味は消費者の震撼にあると考えます。我々は何のために生きてるのか、どうして食が必要なのか?これを本当にわかってる人は一部しか存在しないのが現状で日々の生活に追われ自分を見失ってるのが今の世の常になりつつあります。

 しかし、今はなんとか長寿国日本として食のよしわるし関係なく医療の発達と共に長生きができていますが・・・・。中東の戦争が国内の食品自給率を3%にまで下げるとは誰しも考えた事がないでしょう・・・・。その時に馬耕や牛耕で農業ができる農家がいったい・・・何件あるでしょう?慣行栽培を長く続けた農地にはとてもじゃないけど鍬が入りません・・・・。かといって有機農業の技術もなく・・・。都市部では大飢饉が始まります。

 こんな地獄絵図をいったい何人の我が国の人々は想像できるでしょうか?農業の重要性。穀物が毎年、例え原油が一滴も使えない年も同じように生産できる技術・・・・。これがこの国の安全保障を司ります。しかし、政治はもとより・・・これを議題に農家も消費者も考える事はありえないでしょう。

 原子力爆弾や誘導ミサイルと多くの化学兵器はありますが・・・一番の平気は最古にして最強の兵糧攻めです。しかも大陸でない日本ではこれはかなりすばらしく効果がある戦術となるでしょう。

 有機とか有機じゃないとか・・・それも付加価値としてまた、人々の健康にとって大切なのかもしれませんが・・・根本的に60年間1度も戦火に身を置かなかった我々は安全保障の本質を忘れてるような気がします。

 農家の卵として原油が一滴も使えない年でも100人を食べさせられるように農業技術を磨きたいと考えてます。

Re: コメントありがとうございます。

なお様 コメントありがとうございます。

>  なるほど・・・。深い読みですね。今、消費者との対話の本当の意味は消費者の震撼にあると考えます。我々は何のために生きてるのか、どうして食が必要なのか?これを本当にわかってる人は一部しか存在しないのが現状で日々の生活に追われ自分を見失ってるのが今の世の常になりつつあります。

うーん どうなんでしょう。

ミハエル・エンデ「モモ」に描かれているように現代人は
知らぬ間に時間泥棒の被害にあってるかも知れません。

そういえば昔、職場にマクドナルドのハンバーガーが
大好きな人がいました。理由を聞くと
「食事の時間がもっとも早く済ませることができるから」
でした。

食は何のため・・・そんなに深くは考えたことは
ありませんが、私自身はまずは生きていくためですし、
年をとってくると食事自体が人生の楽しみになってきたり
もしています。

おいしいものをお取り寄せしたり、おいしいものを
食べに出かけたり・・・その場の雰囲気、気候、体調
なんかによっても味の感じ方は変わってきます。

食事は楽しいものですね。


食事によってからだはつくられるので栄養素をバランス
よく摂ろうということも言われますが、おいしく感じられる
ものがそのとき体が欲しているものだぐらいにイージーに
考えて食べています。


>  しかし、今はなんとか長寿国日本として食のよしわるし関係なく医療の発達と共に長生きができていますが・・・・。中東の戦争が国内の食品自給率を3%にまで下げるとは誰しも考えた事がないでしょう・・・・。その時に馬耕や牛耕で農業ができる農家がいったい・・・何件あるでしょう?慣行栽培を長く続けた農地にはとてもじゃないけど鍬が入りません・・・・。かといって有機農業の技術もなく・・・。都市部では大飢饉が始まります。

そうなんですか。
中東の戦争で食糧自給率が一気に3%まで下がるのですか。
そんなになってしまって、戦争で輸入も制限されたら国内は
餓死する人がたくさん出てしまいます。怖いですね。


リーマンショックの起きる前1年ぐらいは
穀物相場が急騰して、食糧危機がかなり取りざたされた
ことがあります。

世界人口はアフリカ、アジアなどものすごい勢いで増えて、
食の高度化を伴い、爆食需要の発生が予想されてます。

実際に中国は輸出国から輸入国へと姿を変え、世界各地に
農場を買い漁るラウンドラッシュが話題になった時期でも
あります。

以前の食糧危機が取りざたされた時期は灌漑技術の向上
により生産をアップし、乗り切りましたが、このときは
生産性をあげる技術について特に何もみえていないことも
あり、けっこう食糧危機が心配されています。

それがリーマンショックが起きる前ぐらいには
相場急落でした。

相場があがって儲かる作物を農家は作付けします。
次のシーズンの種を蒔くときには、一番儲かりそうな
作物の種を植えます。こうして需給調整が行われます。

儲かるようになれば、今まで採算が合わなかった土地を
つかっても合うようになることもありえます。
となると、農地が増えることも考えられます。

こうして作物単位では需給調整のメカニズムが働く
ようです。

>  こんな地獄絵図をいったい何人の我が国の人々は想像できるでしょうか?農業の重要性。穀物が毎年、例え原油が一滴も使えない年も同じように生産できる技術・・・・。これがこの国の安全保障を司ります。しかし、政治はもとより・・・これを議題に農家も消費者も考える事はありえないでしょう。
>  原子力爆弾や誘導ミサイルと多くの化学兵器はありますが・・・一番の平気は最古にして最強の兵糧攻めです。しかも大陸でない日本ではこれはかなりすばらしく効果がある戦術となるでしょう。


いやはやそんな風になってしまってほしくはないです。
昔から一揆が起きたのは「腹が減って飢え死にしそう」なときです。
政府に不満があっても殺されるかも知れないのに、ちょっとやそっとの
ことではじっと我慢するのが普通かと思います。
ただじっとガマンしても飢え死にするとなったら話は違います。

中国でも暴動を起こさせないように食品の安定供給と価格統制には
かなり気をつかっているように聞いたことがあります。


>  有機とか有機じゃないとか・・・それも付加価値としてまた、人々の健康にとって大切なのかもしれませんが・・・根本的に60年間1度も戦火に身を置かなかった我々は安全保障の本質を忘れてるような気がします。
>
>  農家の卵として原油が一滴も使えない年でも100人を食べさせられるように農業技術を磨きたいと考えてます。


普通の国民の食糧事情が厳しい北朝鮮のようにはなりたくないですね。



ありがとうございました<(_ _)>
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